別に、どうということはない。
具体的に、何か大きなことがあったわけじゃない。でも、なんか気持ちが凹んでしまってテンションが上がらない。
自分で選択した結果なのに、結局それに振り回されている自分がいる。
これは、例の自費出版の話ではない。
それ以前の、もっと根深くて、なおかつ漠然としてつかみ所のない将来への不安だ。
今回の出来事で、改めて“何のためにこの選択をしたのか”を、自分自身に突きつけられている気がする。
選択をして初めて、見えた事実がある。それがなおいっそう、不安を煽る。
傍目には、不安を感じる要素はないはずなのに。
金がなくて家にこもっていた頃のほうが、精神的には逆に安定していた気がする。
困ったものだ、自分。
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