本日の天気
今日は少し雲が多かったが、それでも晴れていて過ごしやすい一日だった。最低気温7.9℃で、最高気温18.0℃だった。
明日はもう少し気温が上がるらしい。
いろいろ
午前中はいろいろ細々した用事を片付け、午後から通院と買い物。
そして、夕方からはいよいよ政府による【緊急事態宣言】が発令された。
それに関して、ネットではちょっとした話題が上がっていたらしい。
いわゆる「名古屋とばし」である。
今回、宣言が出される地域は「東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡」の7都府県だ。愛知は入っていない。
なら愛知に感染者が少ないのかと言うと、そうでもなく、死亡者数は東京に次ぐという。
その割に、しっかり飛ばされているというわけだ。
まあ、大規模クラスターが報告されてないからなんだろうな。
別に、名誉なことでも何でもないのだから、ここで「名古屋とばし」をどうこう言う必要はないと思うのだが。
それと、COVID-19について、また阿呆なデマが出ていると知った。
曰く「COVID-19には正露丸が効く」
ちょっと待て。正露丸は消化器系の薬だ。対してCOVID-19は呼吸器系に作用する。
どうしたら「正露丸が効く」なんて話が出てくるんだかねえ……
そりゃインフルエンザ治療薬である「アビガン」が効きそうだということで、今臨床で実験的に使われている。だが、これは同じ抗ウイルス薬ということで、効く可能性があるものだ。
市販薬の、それも消化器系の薬がなぜ効くという話になるのだろうか。
ちなみに、ウイルスには抗生物質はまず効かないよ。あれは“細菌”を殺す薬であって“ウイルス”を殺す薬ではないからだ。
ウイルスは、単独では増えることができない。宿主となる生物の細胞内に入り込み、その中で細胞の機能を使って自らのDNAを複製し、増えていく。だから、生きている細胞に取りつかなければ、ウイルスはどうすることもできないのだ。
だから、そのウイルスにとって安定的な宿主になっている動物にとっては、いくら感染しても実はほぼ症状など出ず、無害な存在だ。
それが、何かのはずみで違う生物である人間に感染して初めて、ウイルスは牙をむく。
そして、人間を新たな宿主として落ち着くまで、猛威をふるい続けることになる。
新しいウイルス感染というものは、いつもそうして始まるのだ。
こういう理屈がわかったところで、100年前の人と現代人と、感染しないようにする方法は本質的に変わっていない。
【人に近寄らない】
これに尽きるのだから。