本日の天気
今日は昼頃まではよく晴れた。それから雲が多くなり、夜には雨が降ってくるかもしれない予報になっている。最低気温15.3℃、最高気温23.8℃だった。
明日は、雨が降りやすい天気らしい。
読書
最近2冊の本を購入し、読み終わった。
どちらも同じ傾向の本で、山岳遭難にまつわる本だ。
『侮るな東京の山』
『「おかえり」と言える、その日まで』
の2冊だ。
同じ傾向の本ではあるが、それぞれの内容は少し違う。
前者が、奥多摩の山岳救助隊に所属していた人が書いたものであるの対して、後者は民間の捜索団体に所属している人が書いたものだ。
前者が、通報直後の一刻を争う現場のレポートであるのに対し、後者は一通りの捜索が打ち切られた後、それでもなお探し続けたいと願う家族の依頼に応じて捜索する人たちの話だ。
それでも、両者に共通する山の教訓が出てくる。
まず、「日帰りであっても、万が一に備えて非常食やライトなどを持っていく」ことと、「道に迷っても谷筋に降りるな」ということだ。
山は、いつ何時、どんなトラブルがあるかわからない。
小学生が遠足で登るような山であっても、うっかり道を外れたら、遭難する可能性があるのだ。
そして、一度道を外れてしまったら、戻れる保証はないのだ。
だから、山で野宿することになっても最低限身を守れるだけの装備品を持っていくべきだし、道に迷ったなら、疲れていても楽な方、つまり谷筋に降るようなことはしてはいけない。
降りてしまって、さらに状態が悪くなったとしても、登り返す体力がなかったら引き返せない。
例え携帯を持っていたとしても、谷筋は電波が通らないことが多い。
GPSですら、電波が通じなければ無用の長物と化す。
だから、降りてはいけないのだ。
そして、“おかえり”のほうに書いてあったのは、「青いものを身につけろ」という教訓である。
青い色は、自然界にはまずない色だ。もちろん、青い花はあるし、青い蝶だっている。
でも、ある程度まとまった面積の、原色の鮮やかな青というのは、自然の中では目立つ色なのだ。
つまり、遭難した時に、上空を飛ぶ捜索ヘリに見つけてもらえる可能性が高くなるということだ。
間違っても、アースカラーは山に行くときには避けた方がいい。
もちろん、無事に帰ってくるに越したことはない。
だが、当たり前に帰ってくるはずだった低山ハイキングで、帰ってこない人というのは、毎年必ず何人か出てくるという。
奥多摩の例では、毎年数十件の遭難事故があり、10人前後の人が亡くなっているという。
大規模遭難と違って、報道されていないだけだそうだ。
だからこそ、奥多摩という東京の山でも侮ってはいけない。
そして、一般登山者とプロのクライマーの視点が違うというのも、“おかえり”のほうに載っていた。
一般登山者がうっかりさまよい込んでしまうところが、プロの目では「そんなところに行くわけがない」と思えるような場所だったりすると、何か月も、あるいは何年も見つからなかったりする。
プロは、危険個所がすぐにわかるが、素人だからこそ迷い込んでしまう場所はわからない。だから、見つからない人が出てくる。
それを見つけるために捜索するのが、後者の団体だ。
迷ったと思ったら、迂闊に動かず救助を待つのが、一番いいのかもしれない。
今日の東京のCOVID-19の新規感染者数は1915人だった。
これ以降の、各道府県の感染者数は大阪974人、沖縄252人、鹿児島68人、熊本91人、宮崎67人、大分95人、長崎86人、佐賀45人、福岡446人、愛媛115人、香川89人、高知26人、徳島33人、山口120人、島根32人、広島269人、鳥取69人、岡山108人、兵庫435人、京都268人、奈良100人、和歌山70人、福井70人、滋賀135人、三重137人、石川140人、富山199人、岐阜255人、愛知568人、新潟346人、長野253人、山梨106人、静岡205人、神奈川984人、埼玉776人、千葉671人、茨城135人、栃木171人、群馬184人、福島173人、宮城271人、山形153人、岩手121人、秋田152人、青森170人、北海道899人。
そして全国では13047人。これは16:00現在なので、増える可能性あり。
東京は、先週比で438人増。
じわじわ増加。でも、あと1週間余りで全数把握はなくなる。
こういった、細かい数字が出ることもなくなる。
いつかは、切り替えなければならい時が来る。それが、来たる5/8なのだ。
心して、迎えなきゃね。