本日の天気
朝方、案外雲は多めだったが冷え込んで-3.1℃だった。日中は雲が切れて日が差し、8.3℃まで上がってまあまあ暖かくなった。
明日も同じような天気で、雨は降らないらしい。
告別式、さらにその後
親戚の家で身支度を整え、昼前に行われる告別式に出るため、斎場からの迎えのマイクロバスに乗る。
斎場に到着後、時間まで休憩を取った後、告別式と、繰り上げ初七日の法要を済ませ、火葬場へと移動する。
これが結構時間がかかった。
私の父の通夜、告別式を行った斎場は、すぐ隣に火葬場を併設している施設だったので、移動時間など考えなくてもよかったのだが、今回は県境を超えた。
そして到着後、炉の中に納められる棺を見送ったあと、出された海苔巻きといなりずしのお弁当を食べながら待つことしばし、呼び出しを受けてお骨を拾って骨壺に納める儀式を行う。
頭蓋骨や残りにくい骨がほぼきれいに残っていて、しっかりした骨も多く、骨は拾いやすかった。
出席者が拾い終わったあと、担当者が残りすべての骨を拾い集め、骨壺に納める。
今回、頭蓋骨は最後に担当者がそっと抱えて骨壺に納めたのだが、以前正反対の対応をした担当者のいた施設があったことを覚えている。
もう、40年くらい前の話だが、父方の祖母の葬儀の時、やはり骨がきれいに残っていて、頭蓋骨など骨格標本を見ているかのようにきれいだった。
その頭蓋骨に向かって担当者、こういったのだ。
「入らないので、つぶしちゃってください」
出席者の男性の一人が、骨を拾う箸でぐしゃりと真ん中からつぶした。
「死んだら何されっかわかんねえな」
「前見たときは、頭の骨最初に入れて、それからほかの骨入れたぞ」
周辺からざわつく声が聞こえていたことを覚えている。
十数年前の父の葬儀の時の骨の状況は覚えていないのに、この時のことはあまりのインパクトに今でもはっきり覚えている。
閑話休題。
お骨とともに斎場に戻り、精進落としの料理をいただいて(とはいっても空腹感など全然なかったのでお弁当としてそのまま持ち帰り状態)、再びバスで送ってもらっていったん親戚の家に戻る。
そして、祭壇に祀られたお骨に線香をあげて別れの挨拶をし、駅まで送ってもらって帰宅の途に就く。駅前で、母が転んだのには驚いたが、たいしたことがなくてよかった。
電車を乗り継ぎ、JRの最寄り駅からバスに乗って自宅にたどり着く。
玄関の鍵を開けて時計を見たら、午後九時五十分。
あとは、最低限の片づけだけをして、さっさと寝ることにした。
なんか疲れたなあ。