終戦記念日

8月15日は、旧のお盆であると同時に、終戦記念日でもある。
すでに戦後61年。8月15日がどういう日であるか、知らないという若い人が現れ、中には、かつて日本が戦った相手がアメリカだったということすら知らない世代まで現れた。
私とて、物心付いたときには戦争の傷痕が消えた日本*1になっていて、あくまで知識として戦争のことを知ったものだった。
今の日本では、戦争の記憶を持っている人のほうが、圧倒的少数派になった。
知ろうとしなければ、わからない。今の日本の歴史の授業は、最後に時間が足りなくなって、近現代史はほとんどやらないことが多い。
今なら、戦争の現実を直接知っている人が、かろうじて残っている。そういう人が書いた書籍も、簡単に手に入る。
自分で調べて、自分で考えること。そして、自分で判断を下すこと。
そうして初めて、“今”の情勢が見えてくると、私は思う。


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*1:表面的には。子供の頃、今にして思えば元傷病軍人らしい人を見かけたことがある。どういう状況だったかは、あえて秘す