危険区域

福島第一原発から半径20kmの避難指示区域が、危険区域に指定され、明日の午前0時をもって発動するという。
とはいえ、母も勘違いしていたのだが、これは汚染がひどくなったという意味じゃない。
避難を拒否したり、さまざまな理由で各自ばらばらに自宅に戻ったりする住民がいるので、強制力のある危険区域指定にすることによって退去を強制することができるようにしたものだ。
つまり「単独で入って何かあったらまずいので、勝手に入り込まないでね」ということらしい。
その代わり、きちんと統制の取れた形での一時帰宅の計画が出された。
こういう対応がいいことか悪いことか、微妙ではあるが、万一勝手に入り込まれた挙句に事故があったのでは、政府や自治体としても困るということだろうと思う。
まあ、気持ちはわかる。


そして東京では、相変わらず0.07マイクロシーベルト放射線量が記録された。ちなみにこれは、前にも書いたけどなんてことない数値なのだ。
どうしてかというと、元々こんな事故など起きなくても、地表には宇宙空間から0.03〜0.05マイクロシーベルト位の放射線は降り注いでいるから。
これは、地球上のどこへ行っても同じことなので、大騒ぎする必要なし。
ちなみに地球に放射線が降り注ぐことによって、あの美しいオーロラは現れるといわれている。
この状況で、放射線を恐れて東京から逃げたりしたら、ただの臆病者だよ。