朝の大停電

朝、TVを見ていたら、東京と、千葉、神奈川の一部で朝7時40分頃に停電があったという一報が流れた。ちなみに、同じ東京でも、私の住んでいるところは一切関係なし。
ゆりかもめが止まる、地下鉄が止まる、私鉄が止まる、JRも一時止まるという大変な騒ぎに。むろんエレベーターの閉じ込め事故も発生。
ATMが使えなくなり、信号が消えて警官が交差点で交通整理をしたり、とんでもないことになった。
9時頃には、鉄道はほぼ動き出したという情報が入ったけど。
そういや、朝方“はてな”がまったく繋がらなかったが、もしかして停電で鯖落ちしてたかな ?*1
停電は、約3時間後の午前11時前に、完全復旧したが、約139万以上の世帯が影響する事態に。
のちに、旧江戸川にかかる高圧送電線に、クレーン船のアームが引っかかってしまい、送電線が予備回線も含めて損傷したためだと判明した。
何でも「そこの現場が初めてで、送電線があると知らずに、アームを上げて航行していた」という。たとえ送電線が見えなくても、川の両岸に見覚えのある鉄塔が立ってたら、そこには送電線が通ってると思うべきだろうが……
でもまあ、人間思い込むと、視覚としては見えていても、脳がその存在を認識しないってことはあるというし*2、うっかりしてたんだろうなあ。
そのうっかりのせいで、えらいことになったが。
しかし、東京電力の送電システムも、意外と脆弱だねえ。
いくら予備回線までやられたからって、完全復旧するのに3時間かいな。たった1箇所の送電線の不備で、この有様って言うのも、どうだろう。

*1:私の知り合いには、はてなでブログ書いている人が多いが、ほぼ全滅状態だった

*2:実際に火事に遭った人への聞き取り調査で、あるデパートが火事になったとき、エレベーターとエスカレーターの間を右往左往した人に、途中にあった非常階段から煙が出ていたかを訊いてみたら、まったく覚えていなかったという。つまり、非常階段を認識していなかったということになる