録画観賞

ちばテレビの「どうでしょうClassic」を……と思ったら、様子がおかしい。
慌ててサイトを確認したら、ズレてるぞ。
24日の放送が「サイコロ4」の第一夜になっている。しかも、時間まできっちりズレている。
ある意味、ズレててくれて助かった。今日、録画されていたテープを見たら、真っ暗ぐちゃぐちゃだったんだ(苦笑)*1
続いて、やはり昨日放送して、諸般の事情でやむなく録画に回したやつを観賞。


「恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い」第2集
恐竜時代半ば、哺乳類は、小型の恐竜の子供を捕食できるほど大型化*2した存在が現れた*3
しかし、恐竜もまた進化し、羽毛を持つ恐竜が現れる*4
その中のひとつ、ディロングが、あのティラノサウルスの先祖になった。
他にも羽毛を持つ恐竜は何種類も現れ、その中には、本格的に空へと進出するものもいた。それが、現代の鳥類へと繋がっている*5
圧倒的な恐竜達の世界の中で、小さな哺乳類のパートナーとなる存在が現れたのも、恐竜時代後半だった。
それは、“花”をつける被子植物“花”のおかげで餌となる昆虫が多様化し、さらに果実を実らせることで、それ自体が格好の食料となった。
そして、恐竜時代末期、いよいよティラノサウルスが登場する。
このティラノサウルス、最新の研究によると、家族数頭から数十頭で暮らし、協力して狩りを行っていたらしい*6
ティラノサウルスは、子供の頃は羽毛をまとい、すっきりとした足で軽快に走ることが出来た。それが、10代後半のわずか数年で急激に巨大化し、どんなものでも噛み砕く強力な顎と、相対的に短くなって速く走れなくなった脚を持つ大人となる。
速く走れる子供が獲物を追いたて、親の元に誘導していき、待ち構えていた親がそれを倒すという方法で狩りをしていたらしいというのだ。
恐竜が、ティラノサウルスを頂点とした進化の絶頂を迎えていたとき、哺乳類もまた、その身の内を劇的に進化させていた。
それは、胎盤だった。子供を、ある程度大きくなるまで胎内で護り、生まれたあとも、乳を与えて*7育て上げることによって、卵で生むより確実に次代に命を繋ぐ方法を編み出したのだ。
恐竜がいたからこそ、哺乳類は現代に繋がる哺乳類たり得た。
そして訪れた大絶滅期*8、哺乳類は生き残り、恐竜は絶滅した。
両者を分けたものが何であるのか、それはよくわかっていない。小さな体が、幸いしたのだとする説もある。
宇宙の運命のいたずらが、すべてをひっくり返してしまった。
そして、現代へと命は繋がっていく。

*1:もしかして、大雨のせいで放送が乱れてたとか。時々、そういうことが本当にあるから

*2:体長50cmほど。しかし、他の哺乳類がネズミほどの大きさだったことを考えると、驚異的サイズ

*3:しかし、大型化したことが災いしたか、のちに絶滅したことがわかっている

*4:羽毛を持った時点で、恒温性を獲得していたのではないか、と見る学者もいる

*5:鳥類こそ、実は恐竜直系の子孫だったりする

*6:ティラノサウルスがスカベンジャー(死肉漁り)ではないかという学説もあったが、家族で暮らしていたという証拠の化石が出たため、この説は可能性が低くなっている

*7:この母乳の元は、母親の血液である

*8:現代でいうカリブ海ユカタン半島あたりに、直径10kmほどの天体が落下し、大絶滅が引き起こされたとする説がほぼ定着しつつある