広島原爆忌

今日は、1945年に広島に原爆が投下された日だ。
原爆投下に至る、アメリカ側の動きというものも、以前ドキュメンタリーで放送していた。
要は、初めは作ったからには投下して威力を見たかった軍部が、一般市民を巻き込むなと命じていたトルーマン大統領をだました形で承諾をとって投下したものの、長崎まで投下したところで実態に気づいたトルーマンにストップをかけられてそれ以降が中止になった。
そして、大勢の一般市民が犠牲になったという事実に苦悩したトルーマンが、アメリカ国民や己自身を欺瞞するために言い出したのが「原爆投下により戦争が早く終結し、大勢の命が助かった」といういまだにアメリカ国民にはびこる“原爆投下正当論”だったというのだ。
科学の進歩には、実は戦争が絡むことがよくあるというのは歴史上の事実であり、かのアインシュタイン博士が唱えた相対性理論から導き出される公式<E=mc2(イー・イコール・エム・シー・二乗)>から直接導き出されたものが、原爆なのだから。
核兵器なんて、ないほうがいいに決まっているが、一度それを作り出せる理論が確立されてしまったら、それをなしにすることはできない。
ならどうするか、が現代に突き付けられた課題なんだよな。