インカ・マヤ・アステカ展

午前9時の開館時間にほぼ合わせるように、上野の国立科学博物館*1へ向かう。
実際に会場に着いたのは、9時を少し回ったくらいだったが、すでに入り口には多少の行列ができていて、入場するまでに15分ほどかかった。
時期が時期だしね。
入場した後、マヤ、アステカ、インカの順に展示されている順路を進み、展示物を見ていく。
思ったのは、生け贄の風習は別にして*2、この人たちの精神世界を、日本人は欧米人よりずっと理解できるんじゃないかと。
日本人も八百万の神々を信じ、万物に神が宿るという古よりの自然信仰を現代まで持ち続けている、いわゆる先進国といわれる国の中では珍しい部類に入る国なのだから*3
これは、同じモンゴロイドのDNAの中に受け継がれた記憶なんだろうかねえ。お隣の国々の事情に疎いので、はっきりしたことはいえないんだが。
ひと通り見学が終わったあと、お約束のように売店へ(笑)。
ただ、今回は本物の中南米の民芸品を売っているところが、今までのとは違うところで。
結局、ガチャガチャで、この展示会のマスコット“トラロケくん”の顔が描かれた、どう見てもメガネ拭きとしか思えない布をGETした後、アステカの大地母神の一種トラルテクトリ神の姿をモチーフにしたバンダナと図録を買い、会場を後にした。
たっぷり2時間館内にいたことになる。
ただ、やはり常設展示を見る気力がなくて、それでも一応記念にやっぱりガチャガチャをやったら“フタバスズキリュウ復元模型”が出てきた*4


博物館を後にした後、適当に昼食を食べ、帰宅。
自宅近くになって、急に日が差してきた。

*1:通称“かはく”

*2:日本でも、かつては“人柱”という名の生け贄が存在したから完全否定はできないが

*3:それだけじゃなくて、祖霊信仰なども伝えられている。つまり、スピリチュアリズムとかシャーマニズムという、本来、一神教が現れる前の古代に行われていた信仰の形態が、現代にも残っている

*4:海洋堂作のヤツね