憲法記念の日

毎年毎年、改憲派護憲派が集会を開いて、それぞれの主張を叫ぶ日である。
私としては、今のところ様子見ではある。
特にとんがった主義主張を持ってるわけではないし。
ちなみに、NHKのアンケートに寄せられた意見の中には、左方向の改憲派がいることも知った。
つまり自衛隊の存在さえ許さず、「完全非武装を明記すべし」という意見である。
あー……こういう人もいるんだねえ。
私個人としては、自衛隊がいないといざって時困るから*1そこまでするのはどうよ、という立場である。
え、完全非武装の救助隊を創設すればいいのじゃないかって?
実はね、緊急事態であればあるほど、上から下への指揮命令系統がしっかりしてないと、パニックになるのよ。
そうなると、必然的に軍事組織のほうがいざって時にパニックなしで動けるわけ。
それに、今の日本なら一応大丈夫だろうが、万が一群衆が暴徒と化した時、止められる“力”も有してないと、無駄に人命が失われる場合がある。
そうなると、必要最低限の武装は必要ということになり、結局現状とあまり変わらんことになるのだ。
それなら、今現在災害派遣でそういうことへの錬度が高い自衛隊の存在は必要だというのが私の意見である。
それに、軍事的デモンストレーションとしての自衛隊の存在が、結構ミリタリーバランス保つのに役に立ってると思うのだけれどね。
先日一般公開がなされたヘリコプター搭載型護衛艦いずもなんかは、国内外で「ヘリコプター空母じゃないの?」という声が上がっているけれど、そう見せることによってデモンストレーションを行ったとも解釈できる。
本当にヘリコプター空母として運用するかどうかは、今後の話だ*2
まあ、私はミリタリーマニアではないのでこの程度の知識しかないから、この辺でやめておくけれど。
憲法に関しては、別に慌ててどうこうする話ではないので、じっくり話し合ったらいいとは思うけどね。

*1:東日本大震災の時に自衛隊が果たした役割を思い出そうね

*2:一説には、本物の空母への改装も割と簡単にできる仕様にしてあるという噂もあるそうだが