ゴジラ考

昨日に続いてゴジラについて(笑)。
やはりゴジラという存在は、絶対的な破壊神でなくてはだめなんだな。
ゴジラ本人( ? )に悪気はなくても、「目の前に邪魔なものがあるな。どかしてしまえ」的に無造作に人間の営みを破壊していく存在でなくては。
そして、ミサイル数発撃ちこまれても、爆炎の中から平然と姿を現し、小うるさい人間どもに対して威嚇の咆哮を響かせる存在でなくては。
それこそがゴジラだと思う。1984年版ゴジラは、初代ゴジラに近かった。
まあ、昭和ゴジラはそういう意味では過度にお子様向けになってしまって、原点からずれちゃったんだけどね。
昨日観た初代ゴジラは、お子様向けの映画じゃなかったしね。
今回作られたハリウッド版「GODZILLA」は、予告編を見る限り原点ゴジラに近いみたいだ。
で、出演した渡辺謙さんの役名が「芹沢猪四郎」。オキシジェン・デストロイヤーの発明者である芹沢博士と、本多猪四郎監督の名前をくっつけたものなんですねえ。
やはり、原点へのオマージュということなんだろうね。
……オキシジェン・デストロイヤーに関しては、いろいろ突っ込みたいところではあるが、野暮は言わないということで。
ちなみに渡辺さん、日本人出演者としてゴジラの発音にはこだわったそうである。
アルファベット読みの「ガッジィラァ」ではなく、「ゴジラ」だと。
どんな作品でも、ほめる人もいればけなす人もいる。
自分が見たまま、感じればいいんじゃないかと思う。
見たい映画はいろいろあるが、今のところ金がないのが一番痛い……