チラシを見て

自宅近くのスーパーのチラシに、「恵方巻き」の単語が躍っていた。
……いつからこんな習慣が広まったのだろう。こんなもんは、大阪の一部地域で行われていたもので、全国区になったのはつい最近のことだ。
違和感があって仕方がないのだ。ちなみにうちは、絶対にやらない。
海苔巻きを買ってくることがあったとしても、普通に食する。当たり前のように家族が顔を合わせて、いつもかかっているニュース番組を眺めながら。
それはあくまで海苔巻であって、恵方巻きではないからだ。
そしてもう一つ、さらに最近言われるようになった「節分そば」も載っていた。
こっちは誰が言い出したのか知らないが、こじつけの由来はわかる。
実は、昔は新年とともに春が来た。つまり、立春が元日だったのだ。だから、その前日である節分*1を大晦日に見立ててソバをどうぞということなのだろう。
まあ、年明けうどんよりは筋は通っている気はするが……
明日は節分。一応豆をまき、恵方巻きは食べない。それがいつものやり方。

*1:実は節分も、“季節を分ける”ということで本来は冬から春のほかに春から夏、夏から秋、秋から冬と年4回あった