まだ不安定

福島第一原発、夕方になって相次いで3号機と2号機から煙が上がっているのが確認されたという。
放射線量に大きな変化はないということで、原子炉や使用済み核燃料に影響のあるものではなかったようだ。
何とか、落ち着いて欲しい。
被災地も、ほんの少しずつではあるが、仮設住宅の建設が始まったりして、かすかに光が差し始めたところがあるみたいだ。
もちろん、まだまだ厳しいし、公式に確認されている以外の避難所で、物資もろくに届かず苦しい思いをしている人もいるはずだ。


ボランティア希望者もかなりいるらしいが、勝手に行くなよ。
かえってありがた迷惑になるから。
まず地域のボランティアセンターに登録し、必ず現地の説明を受けること。
万が一のことを考え、単独行動はしないこと。
食料や宿泊場所など、自力で調達して臨むこと。
最低限、これだけは必要だ。
できそうにないなと思ったら、日本赤十字や共同募金会など身元がしっかりしている団体に募金しよう。


それから、農産物の一部に基準を超える放射性物質を検出したというニュースがあったが、これも「一日その品目ばかりで満腹になるほど食べるということを、毎日繰り返す」みたいな無茶なことをしない限り、普通に食べる分には気にするほどの量じゃない。
東京あたりでも、空気中で測定された放射性物質の量が少し増えているらしいが、そんなもん普通に暮らしている分には、問題ない。
病院の検査で受けるCTのほうが、実はよほど被爆線量は多いのだ。
それでも怖いから東京を離れるという人は、それこそ勝手にどうぞ。
その代わり、電力事情が回復するまで東京電力管内に帰ってくるな。
そうすれば、少なくともあなたが東京で生活する分の電力が節約されるのだから。