読書

ちびちびと「鬼の研究」を読む。
とりあえず、全体の3/4くらいまできた。
この本を読んでいると、「今昔物語」とか「御伽草子」とか読みたくなってくるが、現代語訳をつけてもらわんことには、“なんとなくこうじゃないかな〜”的ないい加減な読み方になってしまいそうで、古文の読解力のなさに苦笑するしかないんだけど。
引用されている文章が、きちんと正確な意味を取れないんだわ。もちろん、後に解説が載ってるから、意味はわかるんだが。
そしていまさらながら、夢枕獏氏の「陰陽師」シリーズが、このあたりの話から拾ったものを肉付けしたんだとよくわかる。
ま、それはおいといて。


ちなみに、この文章を読んで、今読んでいる「鬼の研究」に興味を持った方、まず、小松和彦先生の著作は好きですか ?
「誰それ ? 」と思った方は、手を出さないほうが無難。撃沈する可能性大。
教養書であり、決してくだけた文章のものじゃないので、好きじゃない人が読もうとすると、“立ちはだかる絶壁の前で途方にくれる”状態になりかねないので。


でも、この本読んでたら、先に読んだ、“「ドラゴン」事典”とか“お江戸の武士の意外な生活事情”といった本の印象が、すっかり吹っ飛んでしまったよ(苦笑)。