特別展

上野の東京国立博物館へ、最澄と天台の国宝」を見に行った。
天台の開祖から、密教、浄土信仰、神仏習合など、年代を追って見学できるようになっていた。
並んでいるものは、大半が重要文化財か国宝。壮観でありました。
でも、展示物が多くて、えらく時間がかかり、疲れた(マジ)。
午前11時頃入館して、展示を見終わってグッズが売っているエントランスに戻ってきたときには、午後1時30分を回っていた。
その間、ほとんど休息なしのノンストップで回っているんだけど、それだけの時間がかかった。
すべての作品が載っていた図録も売っていたのだけど、値段も厚みもご立派*1
いや、一目惚れした仏像もありましたよ、ええ。でも、その“方”のためだけに買うには、この図録はちと高かった。
どなたに一目惚れしたのかというと
京都鞍馬寺毘沙門天立像であります!
他の仏像が、いかにも“仏像”という雰囲気のお顔立ちだったのに対して、この方、リアル系のお顔立ちなので。
いや、本当に「かっこいい」と思いました。その横顔に、一目惚れ(笑)。
もうすぐ会期が終わるので、鞍馬寺に帰られるのだな〜と思うと、ちと寂しい。
それと直接関係ないけど、ガラスケースに入っていない大型の仏像の足元に、幾つか硬貨が置いてあったのには、日本人の心根が見えて、なるほどと思った。
完全にお賽銭。
展示会のために、普段安置されている場所から無機質な空間に移動しているというのに、それはまごうことなき信仰の対象であるわけだったのね。


最後に、疲れた足を引きずりながらも、お土産グッズを売っているスペースで、ポケットサイズの般若心経と、紺地に金字で般若心経が書かれた小風呂敷*2を買った。
最後に休憩所で一服して、多少は足を休めたあと、帰宅。
しかし、上野恩賜公園って広いねえ(しみじみ)。

*1:厚みは優に3cmはありそうだったし、価格は\2500

*2:綿100%で、大きさのイメージとしてはバンダナ