考えたこと

NHKの特番を観て、考えた。
地球温暖化について、子供でもわかるようにバラエティっぽく作ってある内容だった。
以前、聞いたことがある。このまま温暖化が進めば、日本は米の自給が出来なくなると。
元々穀物としての稲は、暖かい地方が原産だから、暑さには強いはずだと思っている人もいるかもしれない。
でも、米には大きく分けて2種類ある。細長いインディカ種*1と、丸みを帯びたジャポニカ種だ。
実は、ジャポニカ種は暑過ぎるとダメな品種で、地球温暖化で平均気温が上がると、日本での栽培が難しくなってしまうのだそうである。
結果、ジャポニカ種の栽培が出来るのは東北から北海道のみということになり、あとはインディカ種しか作れない状態になってしまうというのだ。
あと、日本の長野県が、世界有数のワイン産地になるという話もある。
東京は熱帯夜が当たり前のように3ヶ月以上続き、日本全体ではハリケーン並みの巨大台風*2が襲来するようになる。世界各地で熱波による死者が急増することになるという。
今ならまだ、かろうじて間に合うかもしれない。
100年後に禍根を残さないために……


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*1:細長い米で、いわゆる“外米”。粘り気がないので、ピラフなどにはかえって向く

*2:日本に襲来する台風は、たとえば“カトリーナ”ほどの発達はみせない。発生してから、充分発達する前に日本に到着してしまうせいだと思われる