長崎原爆忌

何とか大雨を回避した長崎原爆忌である。
この時期になると、戦争の記憶を呼び起こそうとする番組が増える。
けれども、私も含め、日本の全人口の半分以上がすでに戦争を知らない世代だ。
終戦の時に生まれた赤ん坊が、今じゃ年金世代である。
私の親世代なら、直接体験した世代だが、今はもう少数派だ。
伝え続けること、それは難しい。
強烈な体験をした人であればあるほど、簡単には口を開けないだろうしね。
でも、今語ってもらわなければ、記憶は途絶えてしまうのだ。
私自身、亡くなった父に対してもう少し突っ込んだことを聞いておけばよかった、という思いがある。
何せ父は、あともう少し戦争が長引いていれば“赤紙(召集令状)”をもらったはずの年代だったから。
長崎原爆忌の式典映像を見ながら、明日を考えてみる。