かはくへGO ! 再び

上野にある国立科学博物館へ、「インカ帝国展」を観に行く。
今年はマチュピチュ「発見」から100年ということで、目玉の一つがマチュピチュ3D映像。
でも、この手の展示は結構込むんだよね。
さすがに入場制限がかかるほどじゃなかったが、多くの人が興味を惹かれる展示のところでは、見事な渋滞状態。
一番前に何分もへばりつかれると、後ろの人間が見えないってこと、自覚して欲しいなあ。係りの人に声をかけられて、思い出したように動き出すなんてことが何度かあった。
でも、いろいろ興味深い展示はあった。
展示物のインカの貫頭衣の中には、デザインがモダンで「マジ、きちんと製品化したら売れんじゃね?」と思えるものもあったりして。
インカ文明は、鉄器も文字も車輪も持たなかった文明として知られている。
時期としては意外と新しく、インカ帝国アンデス全土を統治していった時期は15世紀後半から16世紀はじめ。
日本で言えば室町から戦国時代にかけてのころだ。
高度な文明を持ちながら、文字を持たなかったばっかりに、スペイン人が入ってくる前の歴史がよくわからないという面も持っている。
一応、紐の結び方で情報を伝えるキープというものはあるのだが、いまだに解読し切れていない。
だからこそ、惹かれるという面はあるんだろうね。
そして最後に、マチュピチュの3D映像を鑑賞。
いや〜わかってはいたが、隻眼の私ではちっとも3Dに見えない(苦笑)。
だから、“払うだけ無駄だから3Dの映画館には入らない”ということになるわけで。
ちなみに、マチュピチュの別名が空中都市ということだけど、標高としてはクスコのほうが高い。マチュピチュは標高2430mで、クスコは標高3600mだったりする。
そして、第二会場に移ってちょっとした情報を確認したあと、売店へ。
そこで図録とポストカードを購入。あと、公式図案ピンズのガチャガチャをやる。ふむ、結構このデザインはかわいい。ミイラ包みだがな(笑)。
その後、ラウンジで軽食を食べたあと、日本館で開催されていた企画展「縄文人展」も見学。
縄文人の全身骨格を、いろいろな角度から写真に撮ったというものだ。
部分をアップにしたり、ある骨だけ抜き出して撮ってみたり。もちろん科学的解説付。
写真集としてみてみたいぞ、これ。
最後の最後、ミュージアム・ショップに顔を出す。
いまさら何も買える状態ではないのだが、それでもな。
で、いくつもあったぬいぐるみの中から「これ、いい」と手に取ったのが“シーラカンス”ってのは、自分で自分の個性がよくわかるな。
その後、やっぱり「かわいい」と手に取ったのは“三葉虫”だったりする。
周りを見ると、バージェス頁岩から見つかった系の生き物のぬいぐるみがいっぱい。
わ〜い、この辺のものは大好物だ。
正直、ディズニーキャラクターのぬいぐるみより断然こっちのほうがいいな。
そういう思考の人間なのさ、私は。
とにかく、一日堪能した。