改めて

11日の午後9時から放送されていたNHKスペシャルを録画していたので、それを視聴。
改めて、津波の恐ろしさが伝わってきた。
そしてまた、津波は人々の防災意識の緩みを突いてきたのだとも思った。
この世に絶対はありえない。
津波の被害から身を守るには、一刻も早く高台に避難するしかない。高台がなければ、頑丈な高い建物の上層階に逃げ込まなければならない。
今回の津波は、場所によっては3階建てのビルの屋上を津波が洗っていったという。
ならば、5階以上にいかなければならないことになる。
そうなると、家族がばらばらの場所にいた場合、一緒に逃げるために合流していると、逃げ遅れる可能性がある。
先日発表された統計によると、東日本大震災において、20分以内に避難を開始すれば助かる可能性が高かったという*1
そうなると、「津波てんでんこ」の教えが本当に重要になる。
津波が来たら、家族と連絡が取れなくても、互いに安全なところに逃げていると信じて一人でも逃げろ”というものだ。
実践するのは、確かに難しい。家族の安否は、最重要の情報だから。
でも、互いを信じてわざわざ家に戻ったりせずに逃げ出すことが重要なのだ、ということだ。
いつか再び襲ってくる大地震と、それに伴って起こる大津波から逃げ延びるために。