忘れてはいけない

先週の土曜日に放送されたNHKスペシャルを録画しておいたので、今日見てみた。
震災当日、被災地に押し寄せた大津波がどんなものだったのか、それは克明に記録されていた。
そしてあの日、わずかな差で生死を分け、生き残った人々の生々しい証言。


「とにかく、地震が来たなら高台に逃げろ」
「警報が解除されるまで、安全な場所から動くな」


あの日、地震が来たあと、すぐに逃げなかった人々が大勢いた。


「今まできたことはない」
「防潮堤があるから大丈夫」
「海から離れてるから考えたこともない」


それでも、“想定外”といわれた大津波は、全てを飲み込み、海にさらっていった。
今生きている我々にできること、それはこの災害を忘れないこと。そして、いざ自分達が同じような災厄に見舞われたとき、自分達の行動によって被害を拡大させるようなことがないように、この証言を思い出して行動すること。
それに尽きるんだろう。
とにかく、被災地のことを忘れないこと。
いつでも心のどこかに思っていて、折々に思い出しては被災者のためにできることは何なのかを考えること。


あの震災の日から、明日で2ヶ月になる……