日曜日に録画していたものを、鑑賞。
これまた、考えさせられる内容だった。
中央アジア、かつてはソ連の中に組み込まれていた国々の今。
キルギスとウズベキスタンが舞台。
どちらも、国内での新しい産業がうまく育っておらず、経済的に困窮した状態から抜け出せないでいる。
大学の電気工学科を出て、エンジニアになるつもりだったのに、食べていくために、事故で亡くなった兄の形見のトラックを走らせる運転手になった青年や、国から支払われる日当*1をもらうため、綿花の収穫期間は一日も休まず畑で摘み取り作業を行う女性たち。
かつて、異民族が仲良く暮らしていた古都では、ユダヤ人の流出が相次ぎ、コミュニティ崩壊*2。
それがますます、ユダヤ人の移住を招くという事態に陥っている。
多くのユダヤ人がイスラエルに移住するが、パレスチナ問題が今こんがらがっている一つの要因が、多くの移住者をイスラエルが招き入れている政策のせいでもある*3。
それでも、さまざまなところで、人々は動き続ける。