プロジェクトX

今週放送分は、宝塚歌劇団の復活物語。しかし、あの宝塚にもかつて斜陽の時代があったとは*1
その復活の切り札が、あのベルサイユのばらだったわけで。
熱狂的“ベルばら”ファンの脅迫状が山ほど届いたり、マンガを読んでもどう間合いを取って演じたらいいのかわからない女優達の戸惑いがあったりと、障害だらけの状態で、やってきた救世主が、かつて宝塚の創始者に救われた伝説の名優長谷川一夫
しかし、「マンガと同じく目に星をとばしなさい」とはご無体な(笑)*2
結果的に、ベルばらが描いた世界というのは、実は宝塚でこそ一番表現できる世界でもあったわけで*3、今では「ベルサイユのばら」は伝説となり、ここぞというときの勝負舞台となった。
そして来年、5年ぶりの再演となる。

*1:ちょうどTVが台頭し始めた昭和30年代のこと

*2:実際は、舞台上での視線の動きにあわせてライトを照らし、瞳にライトの輝きが映るようにしていた。客席が「光ってる!」とどよめいたそうだ

*3:男装の麗人オスカルの設定そのものが、宝塚の世界そのものだったから